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【7週ぶりの在庫減少&成約数V字回復】ふじふじ太の湾岸マンション市場分析レポート㉒(2023年3月第1週)

湾ナビ編集部
湾ナビ編集部

こんにちは!
ふじふじ太です!

2023年3月第1週の湾岸マンション市況レポートです。

結論としては、「7週ぶりの在庫減少&成約数V字回復」となっております。


6週連続で上昇してきた在庫ですが、上昇率は落ち着き始め、2月末時点で在庫はわずかに減少に転じました。
特に有明エリアの在庫減少と成約数増加が著しいです。
詳しくは以下グラフをご覧下さい。


<湾岸エリア供給数推移表 2023年2月27日更新(過去4週平均比)>

豊洲:3.23%
晴海:-0.86%
東雲:3.08%
勝どき・月島:-2.04%
有明:-5.21%

合計:-0.40%


一方で、成約数はV字回復となりました。
2月の月末に向けて、成約数が急激に上昇しております。


詳しくは、以下グラフをご覧ください。



<湾岸エリア成約数推移表 2023年2月27日更新(過去4週平均比)>


エリア別に見ると、2023年2月は有明エリアの躍進が目立ちます。
湾岸エリアの中で有明エリアは共用部も充実していてマンションのグレードも高く、かつ相対的にまだ割安感があるということで買われやすかったのかもしれません。


有明エリアだけでなく、全体的に成約数が上昇してきておりますので、湾岸エリアの需要の底堅さを感じます。
募集価格も比較的相場に近いものがだんだん増えてきました。


2024年問題を警戒して、早めに売れるなら売ってしまおうということでしょう。

この物件すぐ売れそうだなと感じる新着物件も散見されます。
購入検討者にとってはチャンスですね!


2023年2月後半には晴海フラッグタワー棟の価格発表もありました。
募集価格は板状に比べると割安感はそこまでありませんでしたので、今後中古にシフトしてくる方も増えると思います。

今後の近々のトピックとしては、晴海フラッグタワー棟の倍率、日銀総裁交代後の方針の2点でしょう。
この結果を待ってから本格的に購入に動き出す方も増えてくる気がしております。

在庫数全体として「ほぼ横ばいですが少々上昇傾向が読み取れる」という結果となりますが、現状ではまだ売手市場が継続しているため、今後の3ヶ月先の湾岸不動産の取引価格は横ばいとなる可能性が高いと思われます。



<居住用物件を購入検討者様へ>

データを見ると相場に近い物件はどんどん売れており、買いやすい時期に突入しつつあります。

今後不動産価格がすぐに大幅に下落することは期待しない方が良いので、今欲しいスペックの物件で相場に近く、許容範囲の価格帯であれば勇気を出して購入すべきです。

ちょっと古いですが以下動画もご参照ください。



また、予算設定はあまり背伸びをしすぎないことですが、低金利の住宅ローンという金融メリットを活かさないのは勿体ないです。
早く購入をした方が良いメリットを以下ブログで解説しておりますので参考にしてください!

<早く買った方が良いとか、不動産会社のポジショントークでしょ?>

晴海フラッグを待ちたいという方もいると思いますが、以下ブログも合わせてご参照下さい。

晴海フラッグ【選手村】とは何だったのか。もう晴海フラッグの誘惑に惑わされない!


中古で気に入った物件で相場より高いと思ったら、積極的に価格交渉をしましょう。
今後市況のバランスが買主さん有利に傾けば、価格交渉も通りやすくなると思います。

中古売買は一期一会!

購入、ご売却に不安のある方は是非ご相談もお待ちしております!
状況やライフプラン、価値観、リスクバランスを考慮してアドバイスさせて頂きます。


【ミクロ経済学の定説】
「在庫が増えれば価格は下がり、在庫が減れば価格は上がる」

【ふじふじ太の考え】
湾岸エリアの在庫状況を追うことで、直近の価格を予想できるかも!?ということで、毎週在庫状況を発信しております。