湾岸エリアのトレンド情報やコラムをお届け 湾岸マンションラボ

湾岸マンション
価格ナビ

【再び在庫は微減傾向】ふじふじ太の湾岸マンション市場分析レポート⑨(2022年11月第1週)

湾ナビ編集部
湾ナビ編集部

こんにちは!
ふじふじ太です!

直近の気になるニュースと言えば、11月に入り住宅ローンの固定金利が上昇したことかと思います。

大手5行の内、三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行の3行が10月の水準より引き上げました。
このニュースでいよいよ金利が本格的に上がっていくのではないかとソワソワされている方も多いと思います。

金利上昇局面においては、変動金利よりも先に固定金利が上昇していくものですが、今の所変動金利は特に変わっておらず、固定金利と変動金利の金利差が更に広がり、変動金利のお得感がさらに増したとも言えます。

もしこれからさらに金利が上がるのであれば、変動金利ではなく今の内に固定金利で固めた方が良いのではないかと考える方も多いと思いますが、個人的には変動金利をお勧めしております。

理由としては、金利上昇リスクが高まっているという事実は否定しませんが、今の経済状況を鑑みて、私にはこれから大幅に変動金利が上がっていくようにはどうしても思えないのです。

また変動金利の場合、最初の10年間で利息総額の半分近くを支払う訳ですので、借り入れ当初の元本が多い時にあえて金利の高いプランを選ぶ必要はないと思っております。

将来的に金利が上がったとしても、早く元本を返済しているため返済額の増加を抑えることができます。

リスクヘッジをするなら、変動金利で借りる際「余裕をもった返済プランにしておくこと」が良いと思います。

金利が安くて借入れしやすいからと言って、与信ギリギリいっぱいで借入を引っ張るのは、よほど貯金額に余裕がある方以外はお勧めしておりません。

購入物件の予算を決める際は、今後少々金利が上がっても耐えられるくらいの気持ちの余裕を持てるくらいの返済プランにされるとよろしいかと思います。



【ミクロ経済学の定説】
「在庫が増えれば価格は下がり、在庫が減れば価格は上がる」

【ふじふじ太の考え】
湾岸エリアの在庫状況を追うことで、直近の価格を予想できるかも!?ということで、毎週在庫状況を発信しております。



<湾岸エリア供給数推移表 2022年11月7日更新(過去4週平均比)>

豊洲:-3.17%
晴海:1.13%
東雲:0.92%
勝どき・月島:1.44%
有明:-2.61%

合計:-0.62%



結論としては、「再び在庫は微減傾向」です。


過去2週連続で在庫が上昇してきたかと思いましたが、一転してまた在庫は「微減」傾向にあります。
まさに横ばいの踊り場の状況です。

均衡を保っているという意味では市場として悪い状況ではありませんが、今までのような圧倒的な売り手市場という訳ではなくなってきたように思います。
とは言えまだ売り手市場ではありますので、強気の募集が継続しております。


湾岸エリアは副都心と呼ばれるくらい都心に近いため需要の衰えは感じておりませんが、エリアによっては少々きつくなってきたという営業員の声もチラホラ耳にします。


引き続き、市場・相場動向をウォッチしていきますので、購入戦略・売却戦略のご参考にしてください。

また、近日中にブログ(スムログ)で直近3ヵ月の湾岸市場データを纏めたブログを公開いたします。

供給数全体は「ほぼ横ばいの踊り場」であるため、今後の数ヶ月先の湾岸不動産の取引価格も基本的には横ばいで推移すると思われます。