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<<現況分析20200410 ~湾岸エリアの取引状況について~>>

湾ナビ編集部
湾ナビ編集部

こんにちは!
ふじふじ太です!




ついに緊急事態宣言が発令されました。
弊社も時短営業を取り入れましたが、大手財閥系不動産の中には在宅勤務を取り入れている不動産会社もございます。




かつての慣例が優先され、IT化が特に遅れていると言われている不動産業界ですが、今回の有事をきっかけに業界全体の「当たり前」が変わるかもしれません。

今後何が起きるか予測ができない状況が続いております。





さて、今週の湾岸エリアの動きですが、「動きが非常に少ない」となります。


緊急事態宣言と月初ということもあるのか、新着・値下げ・成約数すべて停滞しております。


過去の歴史から、有事の後は価格は下がりますが(5~10%程度)、取引数も減少します。


売主側の心理としてとしては、大幅に価格を下げてまで売りたくないので賃貸に切り替えたり、売り控えも多くなるためです。
実際に最近売り止めが多いのは上記の理由によるかもしれません。




最近多い質問なのですが、「今は買い時ですか?」とよく聞かれます。


結論から言うと、「資産性重視の方は今ではありません。居住性重視の方は今です。」と答えています。






長いライフプランの中で、人生最大の買い物と言われる自宅購入をどのような基準で考えるべきか迷うのは当然だと思います。


資産性重視なのか居住性重視なのか、目線は真逆で、どの選択をするのが最も自身の満足度が高いか、考え方の基準例を下記に記載いたしますのでご参考にして頂ければと思います。



<資産性重視>
今後価格が下がると予想し、あと半年~1年後くらいからは非常に割安感のある募集もあるので、そこで安く物件を仕入れる。
また、相場は上がったり下がったりするものなので、住みながら価格が上がってきたときに売却し、同価格もしくは転売益を狙いたい。
5年~10年以内を目処に売却をする可能性が高い。




<居住性重視>
住みたい場所に住みたい。価格下落リスクを考えるより、今の生活を大事にしたい。
今後取引数が減るということは気に入る物件募集が出ない可能性も高く、価格が下がることを覚悟でも今買いたい。
子供ができて家族構成が変わった、新婚夫婦で早く同居したい等、購入するタイミングは今が良い。
すぐに売却する気はなく10年、20年と住むので短期的視点で見ていない。



上記2パターンでどちら側に自身が属するか再考されても良いと思います。

また、難しいのは「資産性・居住性同じくらい両方大事!」という方も多いのではないのでしょうか。
むしろそれがベストですよね。




例えば、「引越し・購入をしなければいけない理由もあるけど、価格が下がる可能性が高い時期に買いたくない!」と思っている方です。




そういう時の判断基準はずばり、「住みたい物件へのこだわりがどのくらい強いか」だと思います。


今までは溢れるほど物件募集があった中で住みたいと思う物件がどのくらいあったか、価格が安いなら譲歩するという条件がどのくらいあるのかだと思います。


今までも長く物件を探していて気に入る物件が少ないのであれば、これから待ってもなかなか出てこない可能性が高いです。



お探しの条件が厳しい方は気に入る物件があれば高くても今購入をした方が良く、探している条件が幅広く住む家へのこだわりも少ないという方は来年まで様子を見てもよろしいかと考えます。