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晴海エリアの中期見込み

湾ナビ編集部
湾ナビ編集部

オリンピック選手村が建設中の晴海エリア。2020を境として、東京で最も変貌するエリアのひとつです。そして、これから4145戸の分譲マンションと1500戸前後の賃貸マンションが誕生します。東京都は選手村跡地を次世代技術のショーケースとすることを見込んでおり、水素社会の先取りやBRTの運行、過剰気味のシェアリングサイクルポートの設置を予定しており、そしてもしかして自動運転の実験場ともなるかもしれません。

さて晴海とお隣の勝どきエリアには、オリンピック後からマンションの大量供給が予定されており、需要を供給が上回り、資産価値が下がるのではないかと心配する声がよくありますが、マーケットレヴュー担当から言わせていただければ、その心配は杞憂かと思われます。首都圏新築マンションの供給数は選手村規模の10倍近くであり、東京都中央区というエリアの人気はこれからも不変だからです。これから郊外の変調が現れても、中央区に住みたいという需要はそれを上回ると考えます。

ただし、これからの中古マンション成約値が一層高くなっていくかという見込みについては、都心ほどは進まないと考えます。大量に供給される新築物件が、成約値の上限キャップとなるからです。

マーケットレヴュー担当:藤田