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東雲エリアの中期見込み

湾ナビ編集部
湾ナビ編集部

江東区湾岸エリアにおける東雲地区は、落ち着いた居住エリアとしての性格が強いものでした。東雲キャナルコートは完成し、綺麗で整然とされた区画は、東京の中でも珍しいものです。
また、東京最後の団地となった東雲キャナルコートの大規模CODANは、周囲を取り囲む分譲マンションのエントリー層としても期待できますし、街の新陳代謝にも役立っています。

2018年上期の評価額替えにあたって、上昇判定となったのは「キャナルファーストタワー」のみとなりましたが、2018下期にかけて東雲はいまいくつかのトピックで注目される街となります。

1つめは、野村不動産が分譲する「プラウドシティ東雲キャナルマークス」です。70平米前後で7000万円という価格帯は、従来の東雲の相場とはかけ離れています。豊洲駅に一番近い場所とはいえ、こちらの相場で400戸以上の規模を売りさばけるのか、注目です。
この価格帯を購入検討される方は、中古も併せて検討される方も多く、東雲エリアのマンション取引は活発になることが容易に予想できます。しかも、坪単価で50万円以上差があることもあり、新築なら70平米だが中古なら同額で85平米、しかもグレードが高い部屋に住めるとなると、中古の検討余地も広がっていきます。

2つめは、新規オープンした「Hotel MONday toyosu」南側の広大な隣地です。元々倉庫用地でしたが、いまは空地になっています。もしこちらにマンションや商業施設が建設されれば、東雲エリアを盛り上げる一役になるでしょう。

3つめは、「スーパーオートバックス東京ベイ東雲」の改装です。バイク乗りの聖地であり、そして近隣では貴重なオートバックスでしたが、今回の改装でTSUTAYAとボーネルンドがプロデュースしたキッズコーナー、そしてスターバックスが入居することになり、子育て向けの店舗へと改装されました。

りんかい線東雲駅の周りは、子育て世帯にはあまり関係のない施設が多かったのですが、オートバックスの改装が契機となり、東雲駅周辺が盛り上がることを期待しています。

マーケットレヴュー担当:藤田