今回の評価額替えにおいて、豊洲エリアの多くを上昇判定とさせていただきました。
過去最高の成約数を記録したマンションが多く、こうしたマンションは、成約額も従来より強気となっています。
「湾岸タワーマンション」というと、まず挙がるのが豊洲エリアということになりますが、都心の高騰に比べて湾岸の中古取引価格は、ここ2年間足踏み状態が続いていましたが、在庫を消化してついに上抜けの段階へ入ったと考えます。
これは、豊洲エリアが単に都心にほど近い居住エリアというだけでなく、豊洲市場やその近隣施設の建設ラッシュにより、様々な点で脚光を浴び易いエリアとなったことにあります。
豊洲PITやIHIステージアラウンドは、従来豊洲になかったライブや演劇という要素が入るようになりましたし、2020年までの期間限定とはいえ、Team★Labによるアート施設は東京の最先端文化の街としての豊洲の一面も開拓しています。
さながら、少し前までのお台場のようです。
こうした中で、BRTの新路線や駅前ビル開発、そして東急タワーマンション建設とまだまだ開発が続くのが豊洲の魅力です。
これだけ、醒めない夢を見続けられるエリアはそうそうありません。
近年、人口が急増したことによる、基礎インフラの乏しさはだいぶ解消されつつあります。
豊洲エリアはますます、湾岸エリアの中心としてのポジションを確固たるものにすると思われます。