ふじふじ太です!
2023年2月第2週の湾岸マンション市況レポートです。
結論としては、「在庫増加傾向継続&成約数大幅減」となっております。
在庫数全体では微増傾向となりますが、以下表の通り、増加の上昇率は減少してきていることがわかります。
詳しくみると豊洲エリアは6週間ぶり減少傾向に変わり、勝どき・月島エリアは横ばいです。
東雲・辰巳エリアは在庫の上昇率が高めとなっております。
<湾岸エリア供給数推移表 2023年2月6日更新(過去4週平均比)>
豊洲:-1.61%
晴海:3.60%
東雲:6.67%
勝どき・月島:0.00%
有明:1.82%
合計:+1.58%
一方で、成約数は大幅に減少しました。
全エリアで成約数減少です。
以下の表とグラフでみると一目瞭然です。
<湾岸エリア成約数推移表 2023年2月6日更新(過去4週平均比)>
今週の注目点は、在庫数の上昇よりも成約数の減少です。
繁忙期を全く感じさせない成約数です。
と言っても、昨年2022年2月月初は成約数が落ち込む傾向にあり、その後3月以降で一気に成約数が伸びていきました。
ただ、今年は昨年のような成約数の伸びはないと思っております。
なぜなら昨年に比べて在庫数の上昇が緩やかだからです。
それは新築の引渡しがないことが影響しているのでしょう。
昨年の流れは、「①在庫が急激に増える→②価格が落ち着く(相場の募集が増える)→③成約数が増える」という構造でした。
今年の繁忙期(2月~4月)の予想は、「①在庫が緩やかに増える→②価格の落ち着きは限定的→③成約数は微増」という形で、昨年に比べて物件価格含めて動きが少ない年になるのではないかと思います。
在庫数全体として「ほぼ横ばいですが少々上昇傾向が読み取れる」という結果となりますが、現状ではまだ売手市場が継続しているため、今後の3ヶ月先の湾岸不動産の取引価格は横ばいとなる可能性が高いと思われます。
<居住用物件を購入検討者様へ>
今年の繁忙期は動きが少ないことが予想されるので、待っても気に入ったスペックの新規募集が出にくいかもしれませんし、価格も大きな動きはないと思っております。
今後不動産価格がすぐに大幅に下落することは期待しない方が良いので、今欲しいスペックの物件で相場に近く、許容範囲の価格帯であれば勇気を出して購入すべきです。
また、予算設定はあまり背伸びをしすぎないことですが、低金利の住宅ローンという金融メリットを活かさないのは勿体ないです。
気に入った物件で相場より高いと思ったら、積極的に価格交渉をしましょう。
今後市況のバランスが買主さん有利に傾けば、価格交渉も通りやすくなると思います。
中古売買は一期一会!
購入、ご売却に不安のある方は是非ご相談もお待ちしております!
状況やライフプラン、価値観、リスクバランスを考慮してアドバイスさせて頂きます。
【ミクロ経済学の定説】
「在庫が増えれば価格は下がり、在庫が減れば価格は上がる」
【ふじふじ太の考え】
湾岸エリアの在庫状況を追うことで、直近の価格を予想できるかも!?ということで、毎週在庫状況を発信しております。