こんにちは!
辛口マンション評論家のマンションウナギです。
皆様が初めて住宅購入を検討した際に見学されたのは新築マンションと中古マンション、どちらでしたでしょうか?
両方を比較検討された方もいらっしゃるかと思いますが、一般的には「中古マンションを検討するのは難しい」という考えをお持ちの方が多いと感じます。
しかしながら、「後悔のない買い物をする」という観点から考えると、新築マンションの方がはるかに難しいです。
実際に私の母も新築マンションを購入して、内覧会で初めて購入した部屋に入った時に電柱や電線が目の前に広がっている光景を見て、手付金を捨ててキャンセルしたいと言いながらショックを受けていました。
この件に関しては、第一希望が抽選に外れた時に営業マンから別の部屋を先着順で案内され、母も私も遠方だった為に十分な確認を怠ったことが原因でもあるのですが、母は電柱や電線があることは認識しており、建物完成前に現地で確認した時よりも実際はかなり近くに感じたそうです。
中古マンションは外観や室内、眺望などをリアルに感じられますが、新築マンションはモデルルームやパンフレット、間取り図などから想像するしかないので、注意すべきポイントが多くなります。
「思っていたものと違う」とならない為にチェックすべきポイントについては湾ナビコラムで引き続き情報を発信していきますので、ご注目いただければ幸いです。
また、私が不動産業界で働き始めた2006年は、首都圏での新築マンションの供給戸数と中古マンションの成約戸数は2倍以上の差があり、新築マンションを主として検討される方が多かったですが、その後月日が流れ、2016年以降は新築マンションの建築費上昇も相まって新築の供給と中古の成約件数が逆転し、中古マンションを中心に検討される方も増えております。
改めてグラフにしてみると、こんな時代があったのかと驚きますね。
アメリカなど欧米では新築よりも中古売買が主流ですが、今後日本もそのようになっていくと思います。
24時間換気システムが義務化された2003年以降のマンションは、今の新築と比べても設備面で見劣りしないマンションも多いですね。
新築マンションの供給は15年前の半分以下になっているので、需要と供給のバランス的にも新築価格が値下がらない要因になっているのかもしれません。
新築マンションの価格が高止まりしていると、中古マンション価格も下がりづらい要素となりますが、湾岸エリアの直近の動向としては中古マンションの在庫が増加し価格上昇が一段落した印象です。(2022年4月時点)
価格上昇が一服して再び上がり始めるのかは何とも言えない所ですが、先日予定価格が発表された新築マンション「ザ・タワー十条」の坪単価450万円オーバーはさすがに高過ぎる気がします。正式発表時に多少価格を下げて割安に見せる作戦なのかもしれませんが。。
良いマンションだとは思いますが、個人的には坪単価400万円台前半ぐらいが適正価格だと思います。
今後の価格予想についての個人的な見解としましては、全体的にはやや調整局面となりますが、一次取得の方が購入を先延ばしして得策となるほどは下がらないと予想します。
そういった意味では、マンション探しをするには良いタイミングだと思います。
昨年末に今年のマンション市況を予想した動画をUPしていますので、併せてご覧いただければ幸いです。
2021年振り返り!今年はどんな1年だった?来年はどうなる? のらえもん×ふじふじ太×マンションウナギ
以上、思っていることをつらつらと書いてしまいましたが、皆様は今後の価格動向含めどうお考えでしょうか?
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お読みいただき、ありがとうございました。