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有明アリーナ 建設で最終調整との報道

湾ナビ編集部
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五輪予算の抑制が公約だった小池知事。その抑制対象として、オリンピックの新設施設の一つである有明アリーナに狙いが定められてしまい、ここ数ヶ月、横浜か有明かという報道が先行してしいました。
この地域の購入者の心理としては、なかなか意思決定しにくい数ヶ月だったと思います。

昨日の報道によれば、横浜はあきらめ有明アリーナがコストを抑えて無事建設されるとのことで、都民である私たちもほっとしております。また一旦、有明アリーナが建設される方向で舵が切られることになればせっかく建てた施設が「不便で客を呼べず赤字」とならないように、インフラ含めた有明地区へ積極投資をしていく方向になりますので、湾岸エリア住民にとっては朗報と言えるでしょう。

実際、日本バレーボール協会は先月、「有明アリーナをバレーボールの新たな聖地」とすることを発表しており、バスケットボールも同様の見解を示しております。オリンピック開催後、東京有明はテニスだけでなく、バレーボールとバスケットボールの聖地にもなるのです。

また東京23区内に1.5万人クラスのアリーナ施設は、有明アリーナ以外では武道館しかありません。当然、国内外アーティストのライブが頻繁に開催されることでしょう。実際、スポーツ施設の利用だけでなく音響のことも考えられた施設だと聞いております。

個人的に残念な点は、コストダウン関連でエスカレーターが削られるとの報道があることです。超高齢化社会を迎える首都東京のアリーナ施設として、上層部まで楽に上がれるエスカレーターの設置はイニシャルコストよりもその後のベネフィットのほうが高いと考えております。知事の公約もあるでしょうが、コスト削減ありきではなく、後々のことまで考えられたバリューエンジニアリングであることを望んでおります。