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第51回【マンションの騒音問題を考える】

三井健太
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【マンションの騒音問題を考える】

 

マンション内で騒音を発生する「音源」と対策を整理してみました。

 

⓵エレベーター

日本製の優秀な製品でも、エレベーターは走行の際、かすかに音を発します。間取りによっては、エレベーターシャフトが隣接している例があり、その場合は室内に音が届くことがあります。

勿論、壁を二重にしたり、防音材を張ったりして音が入り込まないように対策はされていますが、稀に漏れてくることがあるのです。

 

②自動ドア

共用玄関のドアは荷物で両手がふさがっている人への配慮から、自動開閉式になっているマンションが普通です。そのドアを開閉するエンジンが音の発生源となってしまい、ドアの真上の住戸などに伝わることがあります。

勿論、これも対策は講じているのですが、稀に漏れてしまうことがあるようです。

③排水管

トイレや風呂、キッチンの排水音は大きな生活音として問題になりがちの場所であるため、二重三重の対策を講じていますが、稀に漏れてしまうことがあるようです。

 

④給湯システム

給湯器の騒音に関する苦情も多くはないのですが、無視できない問題です。

 

地方の戸建て住宅などのように、隣家や自宅の寝室と給湯システムまでの距離が十分にとれればよいのですが、マンションなど集合住宅ではそういうわけにはいきません。

 

エコジョーズやエコキュートはお湯を作るときのエネルギーが非常に少なくてすむ優れたシステムではありますが、残念ながら騒音に関しては全く問題がないわけではありません。

 

過去にエコキュートを導入した住宅が夜中の騒音のため睡眠不足から体調を崩してしまった人もいたということもあり、導入以来この騒音防止にメーカーは改良を重ねてきた経緯があります。

 

エコキュートの場合、電気を用いた給湯を行うわけですが、構造的に夜中の安い電力を使って貯水タンク内の水を循環させるため、夜の時間帯に多少の音がするのは仕方ないという部分もあります。

 

エアコンや冷蔵庫の騒音とだいたい同じようなものですが、マンションの高層階など比較的夜間の音が静かな部屋では、気になる人にはとても気になる音らしく、トラブルが起こることがあるようです。

 

一方、エコジョーズはどうかというと、こちらはお湯を作るために必要に応じてガスに着火されることからお湯を出すたびに着火音がするということになります。

ただしエコキュートのように長い時間をかけて循環させるようなことはないので、着火さえしなければ無音ということになります。

 

ただし隣の建物や部屋と距離が近い場合には深夜の時間帯に頻繁にお湯を出したりすると、それが騒音のもとになってしまうことがあるかもしれません。

 

マンションでは、エコジョーズの本体装置がバルコニーか外廊下側か、どちらかになりますが、廊下側の場合、隣戸の寝室が近いせいでしょうか、騒音苦情が出やすいと言われます。

 

ただ生活時間帯がまったく逆ということでもないかぎり、常識的な範囲での使用なら着火音が特に問題となることはないでしょう。

 

⑤隣人の生活音

子供の走り回る音や楽器、ステレオなどの音楽、扉の開け閉め、その他の物音が上下左右、ときには数軒先の住戸が音源になっていることもあります。

 

音源の中では、これが最も多く問題になるようで、しばしばトラブルの原因になってしまうのです。

 

 

Q.エントランスホール真上の部屋を検討しています。気を付ける点は何かありますか?

 

A).買いたいマンションが見つかったとき、普通の人は予算の範囲で部屋を決めるわけですが、階数や間取り、方位などの条件を加味して、こっちがいいとか、あっちがいいと迷いながらも一つの部屋に絞っていきます。

その際、手を出さない方が無難な部屋について述べましょう。

 

それは、エントランスホール真上の部屋と、エレベーター横の部屋です。加えて、1階の部屋も要注意です。

 

エントランスホールの上はドアの開け閉めの音が響くからで、自動ドアだったらエンジン音も入って来ることがあります。特に深夜は周りが静かなので音が聞こえやすくなります。

1階住戸は湿気と冬の寒さが問題になることがあるからです。

 

これらの心配は、売主に尋ねたら、対策を十分にしてありますから大丈夫ですとの答えが返って来ます。事実、経験豊富な事業者は設計の社内基準も厳しく設けてあり、仮に設計者が経験不足であっても対策を指示してやり直しさせます。

 

しかし、人間のやることです。万に一つの見過ごしは起こりえます。また、実は対策に抜かりがなかったとしても、完璧はなく、実際に出来上がって住んでみたら音が漏れてくるということはあるのです。

 

それが、かすかなレベルで、受忍限度と考えられる範囲ならいいのですが、受忍限度というやつは個人差が大きいので、こればかりは本人でないと分かりません。裁判にでもなって、「社会通念上」の受忍限度がこうだと判定されれば仕方ないですが、判定までにはとてつもない時間がかかるでしょう。

集合住宅の構造的な宿命として音を全くなくすことは不可能です。マンションに居住する限り、多少の騒音は我慢せよという判決もあるようです。

 

知っている事例で和解が成立したケースもありました。

事業者は知らない人がいないほどの有名・大手で、かつ経験も実績も豊富な企業でした。裁判になる前の対応も決して非難されるようなものではなかったらしいのです。何度も現地に足を運んでくれたし、取り得る対策は講じたようです。

しかし、一向に音はなくならず、居住者はとうとうノイローゼになってしまったというのです。

入居してから裁判になり和解が成立するまでの2年間(和解だからこれで済んだ)の苦しみを思うと、本当に気の毒です。

 

このような事例は万に一つなのかもしれません。ですが、その不幸を自ら取りに行く必要はありません。どうしても特殊な位置の部屋を選ぶ必要がある人は、中古も含めて、完成したマンションから選ぶしかないのかもしれません。

 

 

 

 

Q.11 軒しかない最上階に住んでいる人でも下の階の騒音に悩まされることがあると聞いたのですが、なぜですか?

 

A)音には、人の話し声やテレビの音のように、空気を伝わって聞こえる「空気(伝播)音」と、上階で子供が飛びはねたり、物を落としたりしたときに床や壁を伝わって響く「固体(伝播)音」があります。

固体音は必ずしも真下や真上の部屋に響くとは限らず、複雑な伝わり方をすることがあります。

マンションの場合は、高気密になっているので、直接空気を伝わってくるよりも構造体(コンクリート)の振動によって伝わってきます。下から聞こえるからといって、直下の部屋とは限らない場合もあるわけです。

 

 

 

 

 

 

終わり

 

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