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第49回 超高層マンションの住み心地って、本当のところはどうなのでしょう?

三井健太
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◆超高層マンションの住み心地って、本当のところはどうなのでしょう?

 

タワーマンションにもデメリットはあります。眺望が良いからとか優越感を感じるからといった単純な決め方をせず、メリット・デメリット両方をしっかり理解したうえで冷静に判断し、購入することをお薦めします。

 

(メリット)

タワーマンションは(購入住戸の階数いかんにかかわらず、一般マンションとのリセールバリューの差は20%以上とデータで証明されています。下層階でも価値があるとされるのです。

タワーというだけでなく、大規模マンションとしての様々な付加価値があるためと考えられます。

階数に関わらず超高層マンションに住んでいるというだけでステイタスが実感できるという意見もあります。正確には「ありました」というべきかもしれません。超高層マンション自体が珍しい時代の意見だからです。

 

周知のように、首都圏ではもはや超高層マンションが珍しいものではなくなりました。郊外に行けば、駅前再開発によって建てられたランドマーク的なタワーマンションも依然として見られますが、都心ではステイタスシンボルとは言えない時代になりつつあります。

 

タワーだらけの街も珍しくありません。タワーに住んでいることが誇らしいと思えるのは、他が30階ほどの中に50階クラスの飛び抜けた高さで差をつけているような物件に限られるのかもしれません。

 

また、似たようなデザインが多い超高層マンションにあって、自分のところだけが際立つ個性を誇るというようなケースなら、そこにも誇りを感じることでしょう。

 

超高層マンションは、多くの場合、300戸、500戸、ときには1000戸にもなる大型であることから、共用部分は広く豪華な造りになっています。エントランスと、それに続くロビーやラウンジはちょっとしたシティホテル並みの威容を誇ります。圧巻はエスカレーターの存在です。

このような建物が完成したとき、購入者の殆んど全員が驚嘆し、感動して喜びに浸ることになるのです。

 

どのような分野につけ、誇りとは周囲の賞賛(他人が羨ましいと感じること)があってこそのことです。マンションの場合では、通俗的な言い方を許していただけるならば、「どうだ!俺の家は」と周囲に対して胸を張れる建物だからこそ、ステイタスシンボルたりえるのではないでしょうか?

 

そのような顕著に差別化された超高層マンションなら、低層階に住んでいても秘かな自慢の種になるのかもしれません。上層階より少ない金額で下層階を購入し、価値あるマンションの住人になるのも悪くない気がします。

 

眺望は上階に設けられた共用施設(ビューラウンジなど)が、住戸の上下の差別なく利用できるのですから、ときどき足を運んで景色を楽しめばいいのです。

このような合理的価値観には賛成してあげたい気がします。

 

ただ、「何階?」と聞かれて困る人や下層階の住まいに劣等感を覚えるかもしれないと想像できる人には無理かもしれません。

 

 

(デメリット)

①内廊下なので風通しは期待できません

外廊下型のタワーマンションもありますが、多くは内廊下型です。このため、廊下側に窓はなく、風が抜けないのです。ただ、24時間換気装置があるので、問題になることはありません。

 

②開閉ができない窓を設けているケースが多く、個人では清掃ができません

清掃周期がどの程度なのかの確認が必要です

③高層階の場合は消防車の避難ハシゴが届かないので、災害時の避難計画なども確認する必要があります

「防災訓練の際、高層階から下まで階段で降りるというのを体験しましたが正直無理です」、という声もあります。

 

④風で洗濯物が飛ばされる恐れがあるから、洗濯物が外に干せない場合が多い

マンションによっては、高層階でも窓が開けられるようですが、物の落下など、危険性があります。布団も干せません。バルコニーの意味は、ほぼありません。乾燥機を使用することになります。

 

⑤エレベーターがなかなか来なくてイライラする場合があります

特に朝の通勤時間などにエレベーターが来ない。それと何をするにもエレベーター待ちになり、気になる人はイライラすることが多いかもしれません。

「エレベーターは低層用と高層用で別れているのでそんなに待たないですし、飽きないようにとアロマの香りや音楽が常に流れています。大規模でエレベーター数もしっかり確保されているので、待ち時間などほぼありません」という声のあるマンションもあります。

エレベーターの速度や戸数に対するエレベーターの数が十分かを確認することが必要です。

 

⑥強風の日や地震の時など建物の揺れが大きくなります。

地震の揺れは地上より大きいようです。マンションの構造にもよりますが、やはりタワーマンションは揺れます。地面の振動に対して上に行けば行くほど左右への振れ幅は大きくなりますので「ゆらーゆらー」と揺れるのは確かです。

「揺れ方は、大きな船に乗っているような感じで、冗談ではなく軽く船酔いします。敏感な人は気持が悪くなる」という声も聞きます。

揺れを抑えるための対策がとられているかを営業担当者に確認してください。

 

⑦風が強い日、台風の日は最悪です。微妙に揺れています

超高層ビルの周囲は風が強いというイメージが一般的にはあるかと思います。しかし、立地条件にもよりますが、強い風が吹くことはそれほどありません。ただ、吹くときは尋常じゃないくらいの強さを感じるものです。そのあたりも、予め心づもりをされておいた方が良いでしょう。

 

⑧高層階に住むと外に出るのが億劫になるため、子供の成育に影響が出る可能性があります

休日に外出するのが億劫になります。子供の成育への影響は、学者の研究で明らかになっています。積極的に外に連れ出しましょう。

 

⑨季節感がないという声も

「低い雲がかかった日には、窓の外が真っ白になりますから外の様子なんて分かりません。気温は、外に出るまで体感できません。季節感や生活感がないという感じです」という声もあります。

 

⑩タワーマンションが建てられる場所は、当然新たにタワーマンションが建つ可能性ありです

購入する際は、目当ての部屋から見える方向に広い空き地がないか、再開発予定はないかなど、眺望を遮るような建物が建つ余地がないことを確認することをお勧めします。

 

 

 

終わり

 

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