こんにちは!
辛口マンション評論家のマンションウナギです。
「ウナギのマンション購入講座」第4回目となります。
マンション購入の15ステップの③番「物件情報の収集」の後編、新築と中古の探し方について解説いたします。
前回コラムでは、「新築と中古の両方を検討するべき」とお伝えしました。
誰も住んだことがないという魅力ある新築マンションですが、希望のエリアでは新築物件の供給がないということもありますので、その場合は中古マンションをご検討いただくこととなります。
新築と中古の探し方に関する違いとして、取り扱う窓口が異なるという点があります。
新築マンションの窓口は一つですが、中古マンションは基本的にはどの不動産会社でも取り扱うことができます。
新築マンションと中古マンション、どのように探すのが良いのでしょうか?
結論から先にお話します。
新築マンションの場合は、ご自身で探す。
中古マンションの場合は、ご自身で探すとともに、信頼できる営業マンにも探してもらう。
これがベストです!
新築マンションは多額の広告費がかけられますので、SUUMOやat home、HOME’Sなどのポータルサイトの他、チラシや看板、電車の中吊り広告、雑誌の『SUUMO』や『都心に住む』、物件によってはTVCMなど目に触れる機会も多いです。
デベロッパーの会員になると、物件情報を定期的に送ってもらえるサービスもありますね。
紙媒体かネット媒体かなど、好みもあるかと思いますが、特定の条件で物件を探すにはSUUMOなどのポータルサイトが便利です。
ポータルサイトの中ではSUUMOの情報量が一番多いですが、広告掲載料がお高めなので、売主が大手ではない物件や小規模物件、残戸数が少ない物件などはSUUMOに掲載がなく、HOME’Sやat homeなど、他のサイトに掲載されている場合もあります。
新築マンションの場合は各ポータルサイトで検索のしやすさに差はあるものの、情報量としてはそこまで差はありません。
新築マンションを探す際には、ご自身で使いやすいポータルサイトをご利用いただいて物件を探した後に、公式HPで詳細な情報を確認するのが良いと思います。
いずれにしましても、エリアがある程度絞られているのであれば、新築マンションの供給数は限られておりますので、物件の絞り込みはしやすいと思います。
一方、中古マンションを探す媒体としては、SUUMOやat home、HOME’Sなどのポータルサイトの他、投函チラシ、不動産仲介会社の会員になる、などがあります。
中古物件のポータルサイト、SUUMO、at home、HOME’Sでは、少々違いがございます。
SUUMOは新築物件と同様に情報量が一番多く、安定感がありますが、基本的には居住用の物件のみという特徴があります。
それに対して、at homeやHOME’Sは投資用のオーナーチェンジ物件であるとか、at homeに至っては探すのが難しい店舗物件や駐車場に強みがあります。
また、新築マンションの場合はこの3つのサイトそれぞれが、物件を掲載したらお金が発生するという形態だったのに対し、中古マンションの場合はSUUMOとat homeは物件掲載でお金が発生するタイプですが、HOME’Sは掲載無料で反響があると課金されるというタイプです。(プランにもよります)
こういった料金形態の違いで、HOME’Sは郊外物件の情報が充実しているという特徴がございます。
どの物件情報も絶対逃したくないという方は全てのポータルサイトでチェックする必要がございますが、皆様お忙しい中、それもなかなか大変ですよね。
そこで、信頼できる営業マンに物件探しを手伝ってもらいましょう!
営業マンは「レインズ」という不動産会社だけが閲覧できる情報サイトの中からお客様に最適な物件を紹介してくれます。
「レインズに載っている情報はSUUMOでも載っているのでは?」と思われるかもしれません。
先程お話した掲載料のこともあり、小さい業者さんや普段売買をあまりやっていない業者さんなどはレインズだけに掲載していることもあります。
私も先日、半年ぐらい自分で探していて、なかなか良い物件が見つからないというお客様のご相談をお受けしました。
レインズでお客様の希望に合いそうな物件ご紹介したところ非常に気に入っていただきご契約をいただいたのですが、その物件はSUUMOには掲載されておりませんでした。
その物件の売主業者は賃貸管理がメインで、たまたま大家さんから売買物件を預かったそうです。SUUMOは5物件とか複数物件単位の契約ということもあり、掲載をしなかったのかもしれません。
中古物件をお探しする際にはご自身でもポータルサイト(使いやすいサイト一つで良いと思います)で物件を探しつつ、信頼できる営業マンを味方につけるというのがベストです!
「営業マンを味方につける」というのがポイントで、優秀な営業マンほど沢山のお客様とお会いしています。その中で優先して良い物件情報を紹介してもらうには営業マンとの信頼関係が大事です。
信頼関係と言っても難しいことではなく、例えば送られてきた物件情報が気に入らなかったとしても何も返信しないのではなく、「この部分が気に入らないので、こういう物件を探してほしい」など対等にやりとりをするだけです。
SUUMOなどで気になる物件があれば相談しても良いかもしれません。
そういったやりとりが密にあれば営業マンもこのお客様の為になんとか良い物件を紹介したいと頑張ってくれます。
複数のサイトで毎日物件を調べる労力を考えると営業マンを味方につける方がお客様自身の負担も軽くなり、有益な情報も集まってきます。
営業マンを良きパートナーとして、お考えいただければと思います。
以上、今回は新築と中古の探し方の違いについてお話をさせていただきました。
ご自身でポータルサイトを利用しつつも、中古は物件数も多いので、営業マンを味方につけることが重要でした。
次回は「物件内覧の注意点」についてお話をさせていただきます。
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お読みいただき、ありがとうございました。